極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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11/15 愛知県芸術劇場 名古屋フィル 第418回定期公演

名古屋フィルハーモニー交響楽団 第418回定期演奏会

 川瀬賢太郎 (指揮/名フィル指揮者)
 小原啓楼* (テノール)
 安土真弓* (ホルン/名フィル首席奏者)
 福原寿美枝** (メゾ・ソプラノ)

 演目  <"B"の1番>
  ベートーヴェン: 『レオノーレ』序曲第1番 作品138
  ブリテン: セレナード 作品31*
  ベルリオーズ: 序曲『ウェイヴァリー』 作品1
  バーンスタイン: 交響曲第1番『エレミア』**

 会社の研修とうまくタイミングが合って、約一年ぶりに名フィルの定期を聴いた。マニアックな演目を聴くのは好きではあるけど、それにしても今回の演目は…CDはともかく、実演でコレを聴いた事があるという人は地元名古屋でもそうはいなかったんではなかろうか、というくらい極めつけにマニアックなプログラム。

 まずこの日の白眉・ブリテンのセレナード。艶やかで時としてエロティックさすら感じさせるセンシティヴなテノール。やや線が細めなのもむしろこの曲では好印象。そしてオブリガートホルンがまた絶品。雄大だったり繊細だったり、様々な表情を見せながら絶妙にテノールに絡みつき、彩る。弦楽セクションの美しさもいい。このオケの弦ってこんなに美しかったっけ?と思うくらいに。先日のOEK定期のときも書いたが根っからイギリス物が大好きで、ホントに幸せな時間だった。

 バーンスタインのエレミア。CDでは聴いた事があったけど、それほど印象には残ってなかった。それが、ナマで聴いてこれほど凄い曲だったとは!曲全体を一本の、ギリギリと軋むような緊張感が貫いている。その上に、暴力的なトゥッティと激しい変拍子と壊れそうに脆い美しさがめまぐるしく入れ替わり感情を揺さぶる。そして第3楽章「哀歌」のメゾソプラノが絶品!締め付けられるような切なさ・絶望感。ユダヤ的宗教観に裏打ちされた曲なんだろうが、そういう背景・理屈を知らなくても、純粋に音楽で伝わるものが確実に、そこにある。

 これら前後半それぞれのメインと共に今回の若きマエストロ(30歳だそう!)の美質がよく現われたのがベルリオーズだったと思う。恥ずかしながら全く知らなかった。ドラマティックで生命力に富んだ、知らなかったことを「恥ずかしい」と思うくらい素敵で楽しい曲・演奏だった。この指揮者さんで是非幻想を聴いてみたい。

 レオノーレが、正直いま一つの印象(あとの3曲が強烈過ぎた、のかもしれないが)。演奏そのものよりも、やはり曲のせいなのだろうか?どこがどう、というのも難しいが、結局レオノーレといえば第3番の方がポピュラリティを得ているという理由が、一聴してわかった気がした。なんといっても、作曲家本人が改定を繰り返した結果なわけだし。

 とにかく、とことん感動的で、貴重で、楽しい時間だった。地元にこれだけのレヴェルのフルオーケストラがあるって、心底うらやましい。名古屋在住だったら速攻で定期会員になっているだろう。今回の定期だけでもその価値があると思った。

 ところで。見事なホルンソロを聴かせてくれた名フィル首席ホルン・安土さんって、石川県の出身だそう。別に北陸出身だからどうだということでもないんだろうけど、こんなに上手いホルン奏者が北陸出身でいたことがなんか嬉しい。スタイルもいいし♪←コラそこのオッサン!



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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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