極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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6/12 石川県立音楽堂 アンサンブル金沢 第351回定期公演

オーケストラ・アンサンブル金沢 第351回定期公演フィルハーモニーシリーズ

 エンリコ・オノフリ(指揮・ヴァイオリン)
 森麻季(ソプラノ)
 桒形亜樹子(チェンバロ)

 ■ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲 ニ短調 RV127
 ■ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV230(「調和の霊感」第9番 Op.3-9)
 ■ヴィヴァルディ:モテット「まことの安らぎはこの世にはなく」 第1楽章 RV630
 ■ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 RV357(「ラ・ストラヴァガンツァ」第4番 Op.4-4)
 ■ヴィヴァルディ:アリア「2つの風にかき乱されて」(歌劇「グリゼルダ」RV718より)

 ■モーツァルト:演奏会用アリア「ああ、恵み深い星々よ、もし天にあって」K.538
 ■ハイドン: 交響曲 第100番 ト長調 「軍隊」Hob.Ⅰ:100

 前シーズン、2013年3月聴き逃したいわゆる「バロックヴァイオリンの奇才」エンリコ・オノフリ初体験。

 ピリオド奏法による演奏によって(オケ自体はモダン楽器編成なわけだが)実際に作曲された当時の音を再現する、さらに当然当時その音楽は最新・最先端の作品として聴かれた訳だから、そういう当時の聴衆たちの感覚を追体験してもらいたい、というのが音楽構築の思想として全編に貫かれた演奏であったと思う。

 ハイドンにチェンバロが入るとなるほどこうなるか、という鮮烈な演奏。こういう演奏に接すると、旧来の演奏はもっさりと重く感じてしまうだろう。当時の聴衆にとってこの音楽が「ロック」であったことの証明的な演奏。
 ただ一方で、このあたりがチェンバロという楽器のオーケストラに存在できる編成上の限界だったのかな、と。バロック的素軽さから重厚でゴージャスなサウンドにオーケストラが変貌してゆく端境的な時代。

 前半のヴィヴァルディ・プロがとにかく美しかった。明晰で透明感があって、なんともいえない深遠さを湛えた演奏。ソプラノの森麻季さんのコロラトゥーラがバロックに実に良くはまる。以前群響定期のドイツ・レクイエムのソリストで聴いたときはちょっと軽いかなと思ったが、あれはやっぱりミスキャスト。今日は極上。モテットはまさに天上の音楽。

 今年のニューイヤーのときのブログにも書いたが、ピリオド奏法とモダン奏法の使い分けが見事。後半モーツァルトが鳴ったとたん、明らかに前半と響きが変わった。ホントにフレキシビリティの高いオケ。

 実は前回のオノフリさんの公演は個人的諸事情で聴きたくなくて回避したんだが、今日の演奏を聴いてなるほどこの演奏スタイルでバッハをやったのなら楽しかっただろうな…と。またチャンスがあるだろうか?とりあえず来シーズンはオノフリさんの客演はないのだが。

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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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