極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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5/5 ラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭 第2日

 雨の金沢、LFJ金沢二日目。

・ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(ヴァイオリン)
 リディア・ビジャーク(ピアノ)

  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調「雨の歌」作品78
  バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 Sz.76

 あたりまえのこととはいえ、奏者によって同じ楽器でも違うものだなぁと感じた。昨日の成田君が強い弓の使い方をしてたとしたら、ロランソーさんは弓を弦の上で滑らせてつややかな音を出してる感じ(良し悪しの問題ではない)。
 静かに緩やかに、たゆたう様に展開するブラームス。冷たく硬質で、クールなバルトーク。どちらが、といえば個人的には成田君の弾き方・表現が好みではあるけど。でも、面白かった。
 ビジャークさんのピアノも、昨日のクニャーゼフさんのチェロの相手はさすがに大変そうだったけど今日はうまくハマってた(昨日が悪かったわけではない)と思う。リズムのエッヂ付けが昨日はあまりに違いすぎた。美しく寄り添ってたと思う。

・アレクサンドル・スラドコフスキー(指揮)
 タタルスタン国立交響楽団

  ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」

 今回唯一聴くオケ公演。同時に今回のLFJ金沢で唯一演奏される交響曲。まあ今回はソリストに恵まれてるようだから協奏曲中心になるのはしょうがないが、ちょっと寂しい。
 そして「タタルスタン国立交響楽団」という普段耳にすることがめったに無い?謎の?オケ公演ということで期待半分好奇心1/4不安1/4で臨んだ。
 よくロシア系のオケはパワフルで大柄で…といったステレオタイプのイメージを持たれがち?だが、実際「まんま」のオケだった。最近どっちかというと分析的というか明晰で解像度の高い演奏スタイルが多いが(ピリオド楽器スタイルの演奏の影響だろう)、豪快に鳴らし、ケレン味タップリ、パワー全開…月並みだがそうとしか言いようの無い、とても楽しい演奏だった。まあ弦のアンサンブルがちょっと甘かった(僕が聴いてわかるくらいだから実際結構甘いはず)けど、許容範囲内(としておこう)。
 びっくりしたのが金管の扱い。「あれ、なんでテューバが4楽章で構えてるの?」と思ってたら普通に吹いてた(笑)この曲は本来テューバは2楽章の最初と最後のコラールでしか使われない。つまり1・3・4楽章は「お休み」なのだ(大学までテューバ吹いてたので)。さらにびっくりしたのが、フィナーレ最後のトゥッティ後の、通常木管だけで鳴らされるエコーに金管まで入ってたこと!いずれも意外に「ありだな、これはこれで(苦笑)」と思った。最初っからドヴォルザークさんがこう書いてくれててもよかったのに(特にテューバ吹きは、フィナーレずっと全く吹かないのって寂しかったと思うのだ笑)。
 …原典主義者からしたら許しがたい演奏かもしれないが、まあラ・フォル・ジュルネだし、ということにしておきましょう。盛り上がれば(実際終演後場内大盛り上がりだったし)いいんです。

・渡邊筍之助(能楽師)
 渡邊茂人(能楽師)
 トリオ・エトワール

  スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 作品15
  リスト:悲哀、オーベルマンの谷 S.723(ピアノ三重奏版、能舞付)

 能とクラシックの融合、といえば以前コンサートホールで「月に憑かれたピエロ」を観た印象が強い。その期待もあって今回の公演を選んだんだが。能舞の静謐さ・緊張感はさすがだった。「息を呑む」というのはこういう感じなんだろう。
 ただ、以前のシェーンベルクの時に感じたほどの能と洋楽の親和性は感じられなかった。たぶん音楽が「語りすぎ」だったんだと思う。悲しい表現だったりドラマティックに盛り上がったりを音楽が表現してしまってる。これでは能の所作の意味合いが薄れる。やはり無調の音楽の冷たさ・無機質さの方が合う気がする(本来能で用いられる笛や鼓などの楽も洋楽からすれば「無調」だ)。
 ピアノトリオの演奏の方は、正直美しくきれいで整ってはいるけれど、そこから先がなかった。奏者同士がガリガリ削りあうような?スリリングさとは無縁。実も蓋も無くいえば「お上品」な演奏。まあ自分自身本来室内楽聴きではないので「オマエが室内楽の聴き方知らないだけだ!」と言われたら一言も無いが。


 ということで、今年のLFJ金沢は僕はここまで。明日のモディリアーニ四重奏団が聴けないのは痛恨だがしょうがない。来年のお楽しみ、ということで。

(今日も余談)東金沢駅で今年はパークアンドライドを実施してた(確か昨年までは無かったと思う)。駅の西側で無料!駐車場に停めて、JRで一区間(税込み140円)、5分もかからずに金沢駅に行ける。激混みの休日金沢駅周辺を駐車場探してウロウロして、挙句高い駐車料金払うくらいなら何倍もマシ。おススメ。
 …昨年までパークアンドライドなしの東金沢駅のどこに駐車してたかはナ・イ・ショ。時効、ということで(笑)

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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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