極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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3/18 石川県立音楽堂 東芝グランドコンサート

オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 演奏会

 指揮:ヴァシリー・ペトレンコ
 ヴァイオリン:諏訪内晶子

 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
 マーラー:交響曲第1番 ニ短調

 先月22日から始まった極私的オーケストラ月間の最終回。2/22名フィルでブルックナーの4番、翌2/23がアンサンブル金沢でメンデルスゾーンの2番、3/8関西フィルでラフマニノフの2番、トリが今日でオスロフィルでマーラーの1番。なんて幸せな一ヶ月(一番マニアックなのがメンデルスゾーンの2番だったってのもなんとも…)。

 ということで楽しみに行ったんだが、最初のモーツァルト。いつも同じホールでアンサンブル金沢で聴いてるせいか、フルオケのモーツァルトは厚ぼったくて重い。軽快に演奏しようとはしてるんだがそもそも編成が重厚すぎる。演奏の良し悪し以前に選曲ミス。主催者の(趣味の)せい?

 メンコン。諏訪内さん貫禄の、圧倒的で鮮やかな演奏。曖昧さ・あやうさのカケラもない。さすがにストラディヴァリウスの音は伸びが違う。
 ただ。今更諏訪内さんの演奏でメンコン聴いてもなぁ、というのが正直な感想。どうせなら、諏訪内さんが青筋立てて神経ピリピリになって弾く様なスリリングさが欲しかった気が(そもそも求めるものが的外れなのかも知れないが)。例えば、せっかく指揮者がロシアの人だしショスタコーヴィチとかプロコフィエフとか。せめて?シベリウスとか。まあ諏訪内さんなら実際のところどんな曲でもしれっと涼しげに弾いちゃうんだろうけど。この選曲も主催者のせい?

 さて主目的のマーラー。以前アンサンブル金沢にハーディングが客演してベートーヴェンの5番やったときと似たような印象を持った。
 上手くたとえられるかどうかわからないが。マーラーの1番のスコアをジャブジャブきれいに洗濯して、青空の下でパンッと広げて気持ちよく干したような感じ。だからといって別に「さわやかだ」というような通り一遍等な印象ではなく、むしろスッキリと見通しがよくなったことによってマーラーの書き込んだどぎつさや生々しさ、ある種の田舎臭さみたいなものまで浮き彫りになる。
 この交響曲って「かっこう交響曲」なんだな。かっこうかっこう…っていう鳥のかっこうの鳴き声を模した4度の下降音形とそれを逆にした上昇音形をひたすら組み合わせ積み上げ重ね合わせてゆく。それに所々さっき書いた生々しい作為や意図された田舎臭さが顔をのぞかせながら最後のカタルシスまで構築されていく。
 …などと全編に渡って「今更」的なことを再確認させてもらえた、目からウロコ的再発見満点、新鮮さ満点のマーラーだった。実に楽しい演奏だった。

 にしても、こんな遠くまで(ノルウェーのオケなわけだし)来てこれだけのレベルの演奏をするオケって、本拠のホールでの定期で主任シェフ・ペトレンコの指揮だとどれほどの演奏を聴かせるのだろう?






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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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