極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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3/8 高岡文化ホール ラフマニノフの世界

ズームアップ!郷土の音楽家たちコンサート「ラフマニノフの世界」

 指揮:藤岡 幸夫
 ソプラノ:前谷 杏奈
 ピアノ:金森 由華
 管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団

 歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」よりアリア「おお泣かないで私のパオロよ」
 歌曲 ヴォカリーズ 作品34-14
 ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18

 交響曲第2番 ホ短調 作品27

 これまで何回かやってる「郷土の音楽家」コンサートを、今回初めて聴いた。以前がどうだったのか知らないけれど、結論から言うと「郷土」であることを最優先に選んでるのか、正直有料コンサートのソリストとしては…という印象だった。アマチュア演奏家のお披露目コンサート、ということなのか?
 ソプラノはヴィヴラート過多(悪く言えばいわゆる「ちりめんヴィヴラート」だ)で音程が不安定、声にも深みが足りない。かといって軽い声のコロラトゥーラか?というわけでもない。どっちつかず。
 ピアニストはそもそも「足りてない」ように(少なくともラフマニノフの2番のソリストとしては、ということとしても)聴こえた。ミスをいちいちあげつらうようなことはしたくないけれど、今日の内容は悪すぎる。僕のような素人耳に「それはラフマニノフが書いた音符じゃないでしょ!」ってのが毎楽章、複数個所じゃあ…。
 毎年秋に、桐朋アカデミーの「協奏曲の夕べ」で何人も学生ソリストの演奏を聴いてるけれど、今日ほどの不満を抱いたことがない。高岡出身ということであれば、昨年のトリでショパンの1番を弾いた子は素晴らしかった(第3楽章で「落ちた」のは、あれはまあ交通事故だ。それ以外は文句なしだった)。
 今日のピアノ協奏曲終了後、場内から複数ブラヴォーが出てた!けど、是非とも桐朋アカデミーの協奏曲コンサートを聴いてみることをお勧めしたい。はるかにレベルの高い演奏が聴ける。

 前半だけ聴いて「関西フィルって初めて聴くけどパッとしないのかな…」と思ってたが、後半の交響曲でそんな思いは吹っ飛んだ。ゴージャスで芳醇でニュアンス豊かな、まさにこれぞラフマニノフ!という見事な演奏。
 指揮の藤岡幸夫さんがツイートで「毎年やってる曲だし突っ込んだ表現が出来る」と書き込んでいらしたがまさにそうだった。鳴らし方全体には特に気を衒わないオーソドックスなものだけど、各パートに徹底的に歌わせる。聴き様によっては多少くどく感じる向きもあったかもしれないが、これがラフマニノフに実によくあう。特に第3楽章の甘ったるい(いい意味です)響きは快感。これだからラフマニノフはやめられない。甘く美しい音楽を甘く演奏したのを心置きなく楽しんで何が悪い!「甘美さに流されず芸術性に富んだ云々」なんて理屈はいらん!
 カーテンコールで奏者を立たせるいつものシーンで、なるほどと思ったのがイングリッシュホルンの奏者を立たせた事。いかにもいい仕事をしてた。無論クラリネットやホルンのソリスト級の活躍パートは申し分なし。弦ではややチェロのアンサンブルが甘いかな、と思わなくも無かったが全体には厚くゴージャスな響き。

 今日の教訓?「ソリストがダメだとオケまでダメに聴こえる」かな。厳しいけれど。



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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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