極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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2/22 愛知県芸術劇場 名古屋フィル第410回定期

名古屋フィルハーモニー交響楽団 第410回定期演奏会

 指揮:マーティン・ブラビンズ
 インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル
  クレア・チェイス (フルート)
  ニック・マスターソン (オーボエ)
  ジョシュア・ルービン (クラリネット)
  レベッカ・ヘラー (ファゴット)
  ネイサン・デイヴィス (打楽器)
 演目 <水-海の表情と生命の誕生>
  ブリッジ: 交響組曲『海』
  藤倉大: 木管楽器・打楽器による5人のソリストとオーケストラのための《Mina》[委嘱新作・日本初演]
  ブルックナー: 交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』[ハース版(1878/80年稿)]

 約2年ぶりに、愛知県芸術劇場コンサートホールで名古屋フィルを聴いた。メインは前回同様ブルックナーだが、前回は7番、今回は4番。前回は、オーバードホールでその前に聴いてたニューイヤーガラでの印象を引きずってたのかどこかもう一つと言った感じだったが、今回は「この2年の間に何があった?」というくらいに凄かった。よかった。指揮者が違うから、と言えるほど頻繁に回数を聴いてる訳ではないので(たとえばアンサンブル金沢のようには)一概には言えないが、今シーズンから新任の常任指揮者:マーティン・ブラビンズがいい仕事をしてるのではないか、と思わせられた。

 ブリッジ。富山のような田舎にいるとイギリス物をナマで聴く機会はなかなかないけど今日の作品はたぶんもう二度と実演に接することは無いだろう。こんなに素敵で面白い曲なのに。ドラマティックでウィットに富んでて、尚且つ繊細。この時点で既にこれまで聴いて来た(たった2回だけど)名フィルとは、特に弦のアンサンブルの精度が全然違うぞ、と思わせられた。ヴィオラ・チェロが特にいい。

 藤倉。日本人の新作というと、以前にアンサンブル金沢で聴かされたコンポーザーインレジデンスの作品のイヤな思い出がよみがえる(確か超珍しいブーイングまで出た代物だった)が、今回はなかなかいい作品だった。まあ、自分の子供が生まれたときに頭の中で鳴ってた音楽がこれかよ…と思わなくも無かったが。
 ソリストの木管族4人とオケを、打楽器奏者が担当してるシタールの響きがいい接着剤的役割?を果たしてふんわりとしたいいサウンドになってた。なんにも知らない生まれたばかりの子供に押し寄せる雑多な外界の情報(それを「混沌」と評してもいいかどうかはともかく)で複雑に入り乱れた音が、次第に親の愛?的な優しい(無論響きそのものは複雑だが)サウンドに収斂していく。決して聴衆にとって難解な曲ではなかったように思う。

 ブルックナー。これが圧巻。比較的早目のテンポ・抑制された響きで展開されていたが、それが非常にいいバランスの演奏になってたと思う。さっきも書いたがとにかくアンサンブル精度が素晴らしい。所々震えが来るくらい美しい瞬間が頻出。金管が突出して鳴ることもなく、逆に以前気になったキンキン響く硬い金属質のサウンドがとてもまろやかになってて、上質のブルックナーサウンドに。
 冒頭いきなりホルントップのソロミスったのはご愛嬌だろう。そのあとは実に良かったし。まあ、浅田真央ちゃんでも一番大事な大会で信じられないミスすることだってあるのだから、1番ホルンの女の子のミスくらいで目くじらは立てないようにしよう…ま、残念ではあったが。

 とにかく。このくらいの水準の演奏なら、交通費+宿泊費でチケット代の倍かかっても遠路聴きに来た値があるというものだ。大満足。

 …地元にプロのフルオーケストラがあるって、いいなぁ…。名古屋に住んでたら絶対に定期会員になってるな。うらやましい。

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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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