極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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1/25 ウィング・ウィング高岡 劇団P.O.D公演

劇団P.O.D 第41回公演「MIRAGE」

(明日も公演があるので、仮にご覧になる方がいらしたら読まないでください。ネタバレありそうですし、余計な先入観を与えたくないので)

 すっかり半年に一回これを観るのが恒例になった、劇団P.O.Dの公演。前回公演同様アクション色を抑え(と思われる)人の思いの移ろいを描いた作品と感じた。

 最愛の妻を亡くした教師が、元教え子たちや娘など周囲の人たちに支えられ喪失感から立ち直っていく物語…であるはずなのだけれど。どこかすっきりと腑に落ちない。

 冒頭の妻の葬儀のシーン。脚本も演出もそのように描かれてはいるのだけれど、何かが足りない。何かはわからないけれど。だから、主人公の「喪失感」がいま一つ実感できない。だからなのか、その後何回か挿入される亡妻とのモノローグシーン(主人公の心の中の会話を、実際に妻役の女優さんとの対話として描く)が、幸せそうに、楽しそうに見えるのだ。実のところ、主人公にとっては現実の誰との会話・関係よりも、内心の妻との対話が充実して楽しいのだ。

 もちろん自分の頭の中の「対話」だから完全に自己完結してるわけだが、傍から見ててマトモなわけがないし、娘の存在はほぼ度外視だし、当然のごとく元教え子等赤の他人の存在の薄さは言うまでも無い。本人にとっては。
 最終盤、実は周り全てを捨てて自殺することをずっと企図していたことを知られ、娘には自分への無関心をなじられ(当然だ)元教え子には自分たちを教え導いたはずの言葉への背信を面罵され、悔い改めて立ち直るという大団円に向かう。だがそれが、本当に主人公にとって「幸せ」なんだろうか?

 題名の「MIRAGE」の意味合いについて、劇中では多くは語られない。僕自身は、人が生きていく、支えあう縁となる「思い」の移ろいやすさ、脆さ、儚さ、そんな意味合いを「蜃気楼」になぞらえたのかな、と思ったが。

 ところで。美しい回想シーン・内心の会話シーンで登場してた主人公の亡妻は、実際に生前には果たしてそんなに完璧に主人公を愛していたのだろうか?




 
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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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