極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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9/17 石川県立音楽堂 アンサンブル金沢 第341回定期公演

オーケストラ・アンサンブル金沢 第341回定期公演フィルハーモニーシリーズ

 ウラディミール・アシュケナージ(指揮)
 辻井伸行(ピアノ)

 ■メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」作品26
 ■ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
 
 ■シューマン:交響曲 第2番 ハ長調 作品61

 OEKの2013-14シーズン開幕コンサート。それにふさわしい豪華な顔合わせ。元N響音楽監督・アシュケナージの指揮、今をときめく辻井伸行君のピアノ。たぶんソールドアウトだっただろう、見た目にもほぼ満席(無論辻井君効果だろうが)。

 自他共に認める?天邪鬼なので、これだけ売れてるピアニストだと、どうしても斜に構えて見てしまう。「どーせ視覚障害でテレビに出てるからミーハーが騒いでるだけだろ?」みたいな。コンサートチケットは高値なのにソールドアウト、CDやDVDも売れて。
 今日初めてナマで演奏に接して、いくらか印象は変わった。明らかに独特の音世界を持ったピアニストだ。昨年10月の定期公演で、彼とヴァン・クライバーン・ピアノコンクールで同時優勝した中国のピアニストの男の子の演奏を聴いたが、彼はいかにも現代の(それも中国人の)ピアニストらしい、メカニカルな演奏(悪い意味ではない。むしろ個人的にはそういう明晰なパキッとした演奏は好みだ)だった。まあ、プログラムがラヴェルだったせいもあるだろうが。辻井君の演奏はむしろ明晰さよりもふくよかさが前面に出たものだった(無論タッチが不明瞭だった、という意味ではない)。彼の息遣いがそのままフレージングにあふれ出てるような、そんな印象。OEKのすぐれたサポートもあいまって、魅力的なショパンだった。
 ただ。アンコールで弾かれたノクターンもあわせて、いわゆる「正統な」ショパンか?と聞かれると、どうなんだろう?ショパンの鋳型にはまらない演奏、それが許されるのは彼だから、ということなのかもしれない。そういう意味で、押しが強いとか強烈な、ということではないけれど、「辻井トーン」的な明確な個性を持った演奏だったと思う。10年後・20年後、彼がさらにどんな演奏を聴かせてくれるのか、楽しみ。

 シューマンは4・3・2・2・1.5の4型の弦、配置は1stVn・2ndVn・Vla・Vc・Cbの通常配置(最近これが逆に珍しかったりする)。その室内オーケストラから、まるでフルオーケストラのようなスケールの大きな、豊かな音が聴けた。指揮者によってこれほど出てくる音が違うものか、と感心する。シューマンの2番はたぶん初めて聴いたが(1・3・4番は経験済み)、いいな。まあ、所々「やっぱりシューマン」的アンバランスな感じのところはあるわけだけれど、そこもまあ個性ということで。
 
 プログラム的には実は結構渋めだったりしたのだが、開幕にふさわしい充実の演奏内容だった。大満足。
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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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