極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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8/24 大山文化会館 合唱団おおやま定期演奏会

 毎年8月恒例、合唱団おおやまの定期演奏会。厳密に言えば昨年からは合唱団おおやまが共演するオーケストラ・アンサンブル金沢の大山定期、ということになってるけれども。なので、こんな富山市の片隅での演奏会の主催が「(財)石川県音楽文化振興事業団」という(笑)。富山市は次席。まあ現市長は市内中央と呉羽地区にしか関心がなさそうだし(大山や大沢野の施設を不合理だという理由で廃止しようという動きの横で、新築の呉羽の地区センターがいかに豪華か、一度市民は確認しておくべきだ!)。

 …本題に入ろう(演奏順とは逆に書いていきます)。

 プログラムのメインは佐藤賢太郎さんの「Requiem Pacis」。過去のレパートリーを全て把握しているわけではないが、おそらく邦人作品をメインにすえるのは初めてじゃないだろうか?アメリカを中心にTV、映画、ゲーム音楽等を提供してきた作曲家さん、とのこと。
 平明で力強く、美しい楽章が並ぶ。現在放映中の「ヤマト2199」の中で流れても全く違和感が無いだろう(現在使われてる宮川泰さんの曲は素晴らしいが、息子のほうは…)。ただ、これが「Requiem」か?と言われると…。第3曲「Agnus Dei et Lux Aeterna」の導入が短調で書かれてる以外は全て長調。終わり方はどの曲も同じような感じ(まあバッハだってモーツァルトだってすべてトニカのamenで終わるじゃないか、といえばそうだが)。言いたいのは、5曲それぞれのキャラが「立ってない」。だから全曲通しての構成・起承転結みたいなものが見えてこない。楽章が終わるごとに拍手が出たが(普通1回やれば「やっちまった」と思うモンだろうが最後まで途中拍手組がいたのには笑えた)、全く知らなければどこで終わっても尻切れトンボ感はなかっただろう。
 演奏自体には問題なし。高岡出身というソプラノの山本有希子さんも好演。

 いつもはメインが始まるまで「しゃあないか」的に聴いてるポピュラーソングが、実は今日は楽しかった。「翼をください」「さんぽ(となりのトトロ)」「Believe(「生きもの地球紀行」エンディング)」「Stand Alone(坂の上の雲のエンディング)」「大地讃頌」という5曲の構成(Believeの両側に久石作品、その前後を60年代の懐かしい響きの曲)も凝ってて面白かったし、それこそキャラ立ちまくりの曲が並んでたし。合唱はどれも歌い込まれてこなれたいい感じ。大地讃頌、いいなぁ。OEKの演奏も、なるほど音楽教室あたりでおなじみの曲のようで楽しかった。

 コンサート最初の曲は毎年いくらか硬いな、と思って聴いてたんだけど、今日の寺山修司の詩6篇に曲をつけた「思い出すために」はよかった。寺山の詩の引き裂かれるような他人恋しさ(突き放したような書き方の実はものすごく寂しがりやなのだ)を情感豊かに表現する。好演だったと思う。
 まあ個人的な好みとしては(寺山の詩に対するイメージみたいなものだが)、もう少し響きの薄い乾いた曲調のほうが、と思わなくもなかったが。

 OEK単独演奏のジークフリート牧歌については、まああんな感じだろう。人数はフル編成だが、弦のたぶん1/3か1/4くらいはトラみたいだし。石川県立音楽堂の定期を聴きなれると…まあ比べちゃいかんな。

 ちょっと辛口めいたことも書いたけど、演奏会全体としては楽しかった。この団体・演奏会のためだけでも、大山文化会館は残すべきだ。天下の山下一史の指揮が毎年定期的に見られるイヴェントが催されてるホールなんて県内でここだけだ!




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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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