極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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3/13 石川県立音楽堂 アンサンブル金沢 第334回定期公演

第334回定期公演フィルハーモニー・シリーズ

指揮:井上道義
独奏:ボリス・ベルキン(ヴァイオリン)

 ■モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550
 ■モーツァルト:2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ K.190
 ■プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2 番 ト短調 Op.63
 ■プロコフィエフ:古典交響曲 ニ長調 Op.25

 休憩を挟んで前半がモーツァルト・後半がプロコフィエフ。休憩をヴァイオリン協奏曲で挟み、前半は宮廷風の典雅で軽やかなモーツァルト・後半が無機的・メカニカルでどこか土俗風のプロコフィエフ。それを更に交響曲で挟み、前半最初がドラマティックで感情豊かな短調で書かれた(いわゆる「疾走する悲しみ」というやつだ)モーツァルトの40番、プログラム最後が擬古典風に書かれた、どこかシニカルではあるけれど基本明快で快活なプロコフィエフの古典交響曲。

 シンメトリーで見事にキャラクターが対比される、構成が意図された非常に興味深いプログラミング…のはずだったんだが。

 FBやツイッターで告知されてたけど、指揮の井上道義さんが体調を崩されたらしく「本番には間に合わせます」とのコメントも出てたけど、結果的にはプロコフィエフのVn協奏曲以外は全て指揮者なしでコンミス(アビゲイル・ヤングさんだったので)主導のアンサンブル演奏だった。

 演奏自体は、指揮者がいないことにもよるのか、緊張感のあるある意味スリリングないい出来だったとは思う。しかし、その評価を踏み出すものではなかった。

 キャラクターの対比を明確に意図したプログラムを組んだ以上、当然演奏もそれを際立たせるようになされるはずであったろう。だがおそらく、ほとんど指揮者のリハもなされないまま(無論練習指揮者による下振りはされていただろうが)オケのアンサンブル能力だけで作り上げられた演奏だったように聴いた(それが出来るだけでもすごいんだが)。美しいし、いい出来ではあるけれど、どこか中庸的な演奏。

 モーツァルトの40番にしても、プロコフィエフの古典にしても、アンサンブル金沢としては珍しいレパートリーではない。だからこそ今回のような構成で組み込んだんだろうが、これだったら別に今日でなくてもよかった。これらの曲の「いい演奏」は以前に聴いた。それを越えるものではなかった。

 今回は指揮者体調不良という突発事態だったわけでやむを得ないところもあるだろうが、室内オケ編成でレパートリーに制約がある(つまり同じ曲の再演率がどうしても高くなる)中で、今回のような内容は、自己模倣の危険性をはらむ。思い切って全くの若い代役指揮者を立てる選択はなかったものか?無論当たり外れはあるだろうけど。その時間さえもないくらい切迫してたということなのか。

 明日は同じ内容で東京公演ということだが、今夜の内容を看過するほど東京の聴衆はヌルくないと思うんだが…。





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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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