極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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7/25 石川県立音楽堂 アンサンブル金沢定期

オーケストラ・アンサンブル金沢 第325回定期公演マイスター・シリーズ

 指揮:マルク・ミンコフスキ
 ピアノ:ギョーム・ヴァンサン、田島睦子

 曲目:
  ヴァイル/交響曲 第2番
  プーランク/2台のピアノのための協奏曲 ニ短調
  ラヴェル/マ・メール・ロワ(バレエ版)



 最初に書いてしまうけど。「のだめカンタービレ」の中で(原作でもアニメ版でも)音楽の魔法がかかったような素敵な演奏、の象徴としてオケやステージの周囲がお花畑になったみたいになる演出があった。今日の定期の演奏は、まさにそんな雰囲気の演奏だった。

 ヴァイルは「三文オペラ」くらいしか聴いたことが無かったけど、この交響曲はいい。メロディアスな面と複雑な、幾分屈折した内向性が絡み合ってとても魅力的。平明な曲では決して無いけど、でも同時期以降のドイツ系の作曲家たちのいわゆる12音技法のような難解さはない。

 プーランクも今日初めて聴いた。二台ピアノというと先日のLFJ金沢のイマイチな記憶がよみがえったが、今夜は良かった。オケとの絡み・組み合わせが絶妙。特に男性ピアニストさんのほうが凄まじく巧い!これで21歳だというから二重に驚く。中央に二台のピアノを配置したため左右に広くオケが配置されたが、こういうのもいいな。もともと数を越えたスケール感のある演奏をするけど、室内オケ編成だというのを忘れさせてくれる演奏だった。

 ラベルは。もう言うことなし。もちろん、おとぎ話を題材にしたバレエ音楽なわけだけれど、まさに、魔法と妖精さんの世界。終曲のコーダの美しさといったら…。ふんわりとまろやかな、幸せな気分に包まれた、ハッピーエンドの世界(こんなやさぐれたオッサンでもそんな気分にさせられたんだからスゴイ。
 欲を言えば、管の響きがもう少しやわらかさがあれば…幾分硬さが勝った演奏。こんな聴き方をしてるからやさぐれてるのだ。

 先に書いたが、全体に溢れる演奏の「幸せ感」は、当然指揮者によってもたらされたものだろう。無論綿密な計算・指示に基づく演奏なのだろうが、そういう細かさを感じさせない「音楽しよう!」的楽しさに溢れた演奏。これは、理屈じゃないな。


 それにしても、7月のOEKの2回の定期、客演指揮者がハーディングとミンコフスキって…とんでもないな。在京で、違うオケでひと月の間で聴けるというのならあるだろうけど、この北陸の地方都市のオケで続けてこの二人ってのは、今後もまず無いんじゃなかろうか?ネームバリューももちろんだが演奏内容の充実度もハンパじゃなかった。素敵な7月だった。


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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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