極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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11/28 石川県立音楽堂 アンサンブル金沢 第311回定期

オーケストラ・アンサンブル金沢
第311回定期公演フィルハーモニー・シリーズ

指揮:ギュンター・ピヒラー
独奏:高木綾子(フルート)、吉野直子(ハープ)

曲目:
 ロッシーニ /歌劇「シンデレラ」序曲
 モーツァルト/フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(297c)
 ベートーヴェン/交響曲 第6番 ヘ長調「田園」op.68

 ロッシーニ。いかにもロッシーニらしい快活で楽しい曲。でも、以前桐朋アカデミーの所で書いた「さあ、これからオペラがはじまるぞ」的なワクワク感、という感じではなかった。「オケのレパートリーとしての演奏」としてはとても楽しくていい演奏だったんだけど。どこがどう違うのか巧く言えないけど、そんな風に感じた。

 モーツァルト。まず、ハープとフルートって組み合わせがそもそも優雅な雰囲気が。もちろん、音も技術も素晴らしい。それにやさしく寄り添うようなオケのまろやかで透明な響き。なんというか、以前クラリネット協奏曲でもそういう書き方をしたが、やはり「天上の音楽」という表現が一番当たってるように思う。それ以上理屈はいらない。
 まあ、ソリストのお二人は業界屈指の才色兼備だし。フルーティストもハーピストも、当然男性奏者もいるわけだが、この曲はこの二人の組み合わせというのは最強だな。男は似合わん。

 ベートーヴェン。この曲はもともと明確な表題音楽で、こういう情景・景色を音にしました、っていう曲なんだけど。最初しばらく聴いてる内に、穏やかな日差しを浴びて流れる川の様子みたいな曲だな、と妄想してたら、曲の最後までその考えが頭から離れなくなった。せせらぎや急流、ゆったり流れる深み。その川面が日差しにキラキラしながら、よどみなく流れていく、みたいな。
 全体的に早めのテンポで、ゆったりとした重厚な響きを求める向きにはやや早すぎるくらいだったと思うが、音楽全体のフレージングを大きくかつ緻密に捉えることで速さがうねりに変わり、常に音楽が変化しながら表情豊かに流れていく。聴きながら自然に体がゆらゆら曲に合わせて揺れる。曲のうねりに身をゆだねながら、シンクロしていくような心地よい幻覚に似た感覚。
 先日こきおろした、ただ速かっただけのベト7と好対照。ちょっと聴いたことがないくらい魅力的な演奏だった。

 全体的に。昨年からOEKの定期を聴いてるが、1・2を争う出来だったかも。大満足。

 
 これで多分年内はOEKは最後。次回は年明け、1/8のニューイヤーコンサート。今シーズンのOEKのベートーヴェン。ハズレのベト7(しつこいか)、感動の(コスモホールの)第九、極上の「田園」。俊英・山田和樹は、ニューイヤーでどんな「エロイカ」を聴かせてくれるんだろう?

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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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