極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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10/6 石川県立音楽堂 アンサンブル金沢 第308回定期

オーケストラ・アンサンブル金沢
第308回定期公演フィルハーモニー・シリーズ

指揮・クラリネット:ポール・メイエ

 曲目:
 モーツァルト/付随音楽「エジプト王タモス」K.345
 モーツァルト/クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
 ベートーヴェン/交響曲 第7番 イ長調 op.92

 
 前半はモーツァルト2題。最初は短調・激情タイプ、後は長調・天国タイプ。エジプト王タモスは初めて聴いた。ドン・ジョバンニみたいだな、と思ったが若書きらしい荒々しさがあって、なかなか面白い。もっとも、どれが初めてでどれが聴いたことがあるかわかるほどモーツァルト聴きこんでないけど。
 クラリネット協奏曲は、以前オーバードホールでN響をバックに同じくポール・メイエの演奏を聴いた。相変わらず極上の美しい音・演奏だったけど、そのときよりもかなり自由度が高い感じがした。弾き振りといえばOEKではマイケル・ダウス(Vn)で良く聴いたけど、「吹き振り」というのは初めて聴いた。Vnなら弓や腕でテンポやキューを出せるけど、管楽器を演奏しながら、ということでは限界があろう。結局呼吸で合わせることになる。今夜の演奏は文字通り「息のあった」演奏だった。指揮者を介さずに呼吸であわせる。結果として、ソリストの意思にピタリと寄り添った、演奏全体にソリストの息遣いが感じられる、稀有な演奏になった。合わせるOEKも大変だったと思うが、その価値は十分にあったんじゃなかろうか。改めてすごいフレキシビリティの高いオケだ、とつくづく感じた。

 後半のベト7。1楽章「ちょっと速めもテンポだな、なかなか軽快」2楽章「うーん、アレグレットにしちゃちょっと速過ぎかな…まあ、好みの問題だしな…」3楽章「おいおい、スケルツォこのテンポでやったらフィナーレどうすんだよ」4楽章「…これ、最後まで無事にいくんか?コーダで破綻すんじゃないか?」
 大昔出たCDで、C・クライバーが振ったベト4のライヴ盤のフィナーレがバカっ速で、Fgソロが途中で指がもつれてたのを思い出した(演奏全体は推進力満点の強烈なものだったんだが)。でもそこはさすがにOEK、無事破綻せずに曲は終わった。曲のテンポは慣れ・好み・感覚の世界ではあるけれど、今夜の演奏はやや行き過ぎ。テンポが上滑りしててカッチリしたリズム感が出ないために、速さで押し捲った割りに音楽自体に推進力がない。低弦のダイナミクスを全体に一段階ずつ上げたように感じられるくらい全面に出してたけど、推進力が足りない状態で、さらに重くなる。全体にちょっと、残念な出来。

 結論。ソロとった曲だけ聴けばよかったかな。ちょっとキツイ書き方だけど。

 
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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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