極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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コミックス新刊 数題。

 ここ10日あまり、個人的コミックス新刊ラッシュ。で、とりまとめてレヴュー(てほど大げさなもんではないが)。

・「毎日かあさん 7」 西原理恵子
 以前6巻についてこのブログに書いたが、やはりどんどん毒気が失せて行ってる。だから結構売れて(アマゾンでランキング1位だったりしてる)アニメもいまだに続いて(富山では地上波・BSでは見られないが)いるんだろうが。お子さん2人抱え、もちろんいまさら破滅的・自虐的もないのは充分承知の上で。さびしいし、つまらない。毒にも薬にもならない4コママンガ誌の連載マンガにどんどん近づいている気がする。こうなったら、息子君に本格的にグレてもらうしかないか。でも、どうせネタにされるだろうし。

・「星は歌う 10」 高屋奈月
 フルバから読んでる作家さん。現在僕が読んでる唯一の「少女マンガ」。ここまで9冊、紆余曲折はありながら、なんとなく甘酸っぱく進展してきたのがこの巻で大転回。痛くて、キツくて、切ない。次の巻で終わりだそうで(雑誌連載は終了したはず)、あと1冊でどう収めるのだろう?フルバほどの大団円感は味わえなさそうな予感。

・「高杉さん家のおべんとう 3」 柳原望
 なんだかんだ言っても、こういうあったかいフワフワした作品、好きです。西原作品とずいぶん違う言い方だけれど、あれとは期待するベクトルが違う。実は結構背景は重かったりするんだけど、だからこそ少しずつ二人の心の距離が近づいていくのが、うれしく切ない。
 この人の瞳の描き方が涙を溜めてるように見えるんだよな。90ページ目の久留里が、とにかく、決定的に、かわいい。

・「天にひびき 3」 やまむらはじめ
 音楽マンガの難しいところは、あたりまえだが画面から音がしないこと。その割りに結構最近音楽青春モノ見かけるけれど、これは中でも秀逸だと思う。音がする、というか音楽が鳴ってる空間・空気・圧迫感が感じられる(そういう意味で、先発の「のだめ」よりずっといいと思う)。毎度ながら、主人公・ひびきの発する「音楽」のシーンは絶品だ。
 音をつけると(つまりアニメや実写)かえって魅力を削ぐかもしれない。実写の連ドラでかわいいだけが取り柄の若手女優だかタレントだかの学芸会に堕するのは見るに忍びないので、ここはコミックスで楽しみたい。
 巨○美形ヴァイオリニストの波多野さんが、ミステリアスからどんどんかわいいキャラになっていってるのが、なんともうれしい。しかも、ショスタコ(他プロコフィエフなど現代物)好きときたもんだ。ツボだ。

・「水域 上・下」 漆原友紀
 言わずと知れた名作「蟲師」作者の最新作。
 なぜだろう、泣けてしかたがなかった。なぜこんなにも人は、なくしてはいけないものをなくさなくてはいけないんだろう。埋めようも無い巨大な喪失感を抱えて生きていかなくてはいけない切なさ。ほんのつかの間の不思議な体験が、それを埋め合わせするかのように起こる。でも、結局は喪失感と折り合いを付けていくしかない(唯一祖母が精神的に自由になる。痴呆によって…)。
 たぶん、読み返すことによってまた違う感興を呼び起こせる、再読に足る作品。


 今回はこのあたりで。
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Author:kazuTbirds
プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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