極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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10/20 石川県立音楽堂 アンサンブル金沢定期

オーケストラアンサンブル金沢 第289回定期公演 マイスターシリーズ

指揮:オリヴァー・ナッセン

  マデルナ:「フィッツウィリアム・ヴァージナルブック」による陽気な音楽(1969)
  武満 徹:群島S.-21人の奏者のための(1993)
  ナッセン:人形の宮廷のための音楽
  レスピーギ:ボッティチェッリの三枚の絵~「春」「東方三博士の礼拝」「ヴィーナスの誕生」


 2010-11シーズンマイスターシリーズ定期第2回(1回目はサンダバの試合とぶつかりパス)。OEKの演奏は小杉ラポールのこけら落とし以来、富山県内ではさんざん聞いてきたが、フランチャイズホールでの定期は初めて。他で演奏するときは少し抜いてるんじゃない?と言いたくなるくらい、透明度の高いすばらしいアンサンブル。県立音楽堂のすぐれた音響と相まって、極上の体験になった。

 とはいえ、プログラムはレスピーギ以外初めて(武満はCDでは聴いてたけど)。好奇心と、どんなん聴かされるんやらというスリルと。こういうのを怖いもの見たさ(聴きたさ?)というんだろう(笑)。

 武満は、プレトークでもあった通り、生で聴くと格段に面白い。ステージ左右端と奥の3群の奏者と客席2階左右奥のクラリネット奏者を「島」に見立てた配置。提示された音列が、各奏者群の間で立体的に受け渡され、あたかも島の間を抜ける波や風のように揺れ動く。武満の、透明で、冷たくて、でもどこか懐かしさがエコーするサウンド。
 「あれ、ここで曲が終わったの?拍手していいの?」みたいな客席の戸惑いは、この手のいわゆる「ゲンダイオンガク」のお約束。流れる時間と空間の、ある特定の一部分を切り取って(だから、明確な起承転結がない)提示されたような武満の曲では、まあしょうがない。前音楽監督の故・岩城宏之さんにさんざん鍛えられた?はずの金沢の聴衆でも。

 マデルナ、ナッセン、レスピーギの曲も、現代的な響きの中に、どこかしら宮廷時代の音楽がエコーする。決して「怖いもの」ではありませんでした。

 ちなみに。各曲とも比較的短い曲なんだけど、全部編成・配置が違う。ために前後半の休憩20分以外に、曲間で盛大に椅子・譜面台・楽器の配置換え。曲の正味演奏時間より、ステージマネージャーさんたちの活躍を見てる方が長かったんじゃないかな。
 それから。僕の年間指定席(といっても5回だけど)が2階席右後方だったので、武満作品の客席クラリネット奏者の方がほとんど真横(間に数席はさむだけ)。演奏前のパラパラッと吹くウォーミングアップが、巧い事(当たり前だ)で、とても美しい方でした。眼福眼福(おいおい…)。
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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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