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極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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9/22 オーバードホール 桐朋アカデミー定期

桐朋アカデミー・オーケストラ 秋季特別演奏会

 指揮:尾高忠明

 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」op.20
 R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
 シベリウス:交響曲第2番ニ長調op.43

 桐朋アカデミー友の会会員と言いながら春季は行けずようやく秋季になって。それも本来サンダバさんが勝っていれば…まあそれはともかく。

 大学のオケ定期とかもそうなんだけど、メインの交響曲のメンツは4回生とか3回生とかが出て前半のプログラムに下級生が乗って皆満遍なく出番をという事情がある。だから桐朋アカデミーでもオープニングの曲ってイマイチ「?」な時もあるなかでドン・ファンなんて難曲を?と思った。が、見方を変えれば今年のメンバーならそれでもドン・ファンをやれるという判断をしたのかもしれない。シュトラウスらしいドラマティックでダイナミックな展開・表現が十二分になされたいい演奏だった。まあ有名なホルン4人のユニゾンのフレーズが、もうひとパンチりきがあればなあと思ったのと、木管セクションのハーモニーの響きの厚みがもうひとつかなあとは思ったけど。

 メタモルフォーゼンは桐朋にしては珍しい選曲だった。オリジナルの23人編成まで弦セクションを刈り込んで(当然技術的なセレクションもなされたはず)望んだ効果が演奏に現れてた。1stVnとVla・Vcに客演プロが入っているとはいえ、他の学生との落差をそれほど感じさせずに(23人各々がソロイスティックに扱われる曲だし)あれだけの緊迫感と豊穣な響きを描ききったのは見事。
 実は2ヵ月ほど前にこの曲はOEK定期で聴いてるんだけど、やっぱりOEKって上手いんだね。当たり前だけど。負けずに、とはならなかったことをあげつらおうとは思わないレベルの出来ではあった。

 大好きなシベリウスの2番。曲が始まったとたんに、どこの在京プロオケの演奏が始まったのかとマジで思ってしまった。元々弦セクションの技術水準は例年満遍なく高いし、管セクションもさすがに「エースローテ」のメンツが載ったらしく豊かな響きを聴かせる。シベリウスのこれでもかという息の長いフレージングと振幅の大きいダイナミクスを遠慮なく指示する尾高さんの要求に真っ向から応える。
 どこもここも素晴らしく印象的だったんだけど、1楽章前半の弦セクションのドラマティックな表現の美しさ、2楽章冒頭の低弦のピツィカートでの導入の緊張感、3楽章の緩徐パートの木管の美しさ。そして大好きな(笑)金管!どちらかというと抑制ぎみにいいバランスのハーモニーを聴かせてくれてたんだけど、フィナーレ!クライマックスのコラールの一度目強烈に響かせて、内心で「次はもうひと押しこい!」と思ってたら二度目はホントにもう一段ギアを上げて…泣きました。マジで。嗚咽こらえるのに必死なくらいに。プロのオケでもそういうところでふんずまったりすることがあるんだけど、もう素晴らしいの一言。
 富山でこれまでこの曲が何度演奏されたのか知らないけど(自分は県内では初めて聞いた)たぶんこれ程の高水準で演奏されたことはなかっただろう。富山県内のシベ2演奏史?に残る演奏だったし、桐朋アカデミーでも(少なくとも自分の聴いた範囲では)史上屈指の名演だったと言いたい。

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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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