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極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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9/20 石川県立音楽堂 アンサンブル金沢 第406回定期公演

オーケストラ・アンサンブル金沢 第406回定期公演

 指揮:川瀬賢太郎
 ピアノ:小山実稚恵

 ハイドン:交響曲第90番ハ長調Hob.Ⅰ-90
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
 ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67

 OEK2018-19シーズン開幕戦&川瀬くんOEK客演常任指揮者就任御披露目公演。ここまで数回OEKを振った川瀬くん(もちろん他のオケのときも)ハズレなし。さて。

 ハイドン。ハイドンファンだかマニアだかの皆さんには申し訳ないけど、ハイドンの89番と90番と91番のどこが違うか?と言われてもなんにも言えないハイドン素人なんだけど、でも聴けば愉しい。どの曲聴いても「ああ次はこうなるな」を裏切ることなくでも愉しい。聴いててふと頭に浮かんだ単語が「闊達な」という表現。それはそのまま川瀬くんの演奏スタイルにも繋がっている。
 何よりも印象に残ったのがフルートソロ。ちょっとこれまでのOEKの管吹きの中では音の立ち方が違う。木管セクションのアンサンブルの響きの厚みまで変わった。若い奏者さんだが(その上チャーミング♥)是非とも長くOEKで活躍してほしい。彼女を聴くためにコンサートに足を運ぶという、いわゆる「名物オケ吹き」になれる素材。年俸倍払ってもいいから(俺が払う訳じゃないけどw)
 さっきハイドン素人って言ったけど、この曲のフィナーレ、見事に引っ掛かりました、それも二度とも盛大に拍手wいかに曲を知らないかがバレる。

 モーツァルト。まず小山さんの音がふわりまろやかで柔らかで。もっとパリパリ弾くイメージだったけど(もちろん曲によるだろうけど。以前聴いたのは確かエンペラーだったはず)。ここでも川瀬くんがリードする、曲自体のもつ疾走感と緊張感にその音が天国的な美しさで応える。OEKで何度か聴いた曲だったはずだけど、初めて寝ずに(!)聴けた。素晴らしい←

 いわゆる「運命」を大上段でコンサートメインに据えるのは結構プレッシャーなんじゃなかろうか?たぶん客席にいるほぼ100%のお客さんが最初の1音から最後の1音まで全部知ってて、しかもフルトヴェングラーだカラヤンだクライバーだバーンスタインだで聴いてきたわけだし。
 結論から言うと、愉しかった。前から書いてるけど、川瀬くんはリズム捌きが巧みでテンポやダイナミクスを思い切り動かして音楽に推進力・生命感を与える。まさにうってつけの曲。一方で例えば第2楽章のような変奏スタイルの歌わせ方もいい感じ。そして第3楽章からアタッカでフィナーレに突入すればもう独壇場。
 ただ一方で、サウンド自体は従来のベト5の演奏スタイルの延長線上にあるものだったと思う。なので数年前に同じOEKでダニエル・ハーディング指揮で聴いた時のようなある種の新鮮な驚きはなかった。ステージ上の奏者の音を全て一旦バラバラに腑分けしてから再編成・再構成して全く新しいベト5像を提示したような。

 川瀬くんはOEKファミリーとして歩き出したところ。きっとこれから更なる魅力的な「川瀬OEK」を聴かせてくれるだろう。スタートとしては満点だったと思う。

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プロ野球独立リーグ・富山GRNサンダーバーズ私設応援団ユーフォニアム&トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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