極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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3/10 石川県立音楽堂 アンサンブル金沢 第400回定期公演

オーケストラ・アンサンブル金沢 第400回定期公演

 指揮・チェンバロ:北谷直樹
 声楽:ラ・フォンテヴェルデ

 ヴェラチーニ:序曲第6番 ト短調
 ゼレンカ:2つのオーボエ、ファゴットと通奏低音のためのソナタ第5番 ヘ長調
 ヴィヴァルディ:弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト短調
 「焼き直されたヴィヴァルディ」
  バッハ:チェンバロ協奏曲ハ長調より第1楽章
  北谷直樹:オルガンと弦楽のためのアリア
  マックス・リヒター:四季より 春 第1・3楽章
  マックス・リヒター:四季より 夏 第3楽章

 バッハ:ミサ曲ロ短調 より第4・5・8・9・11・12・22・26・27曲

 前半がドレスデンの宮廷音楽家を縦軸に古楽から現代音楽まで俯瞰するプログラムで後半が古楽のスペシャリスト声楽アンサンブル(知らなかったがフォロワーさんから強力なお薦めあり)を迎えてのバッハのロ短調ミサ抜粋という盛りだくさんプログラム。

 まず前半ではヴィヴァルディの協奏曲。それこそいやというほど四季を聴かされてきたので始まったとたんにそれがヴィヴァルディだと明確にわかる。しかも面白い。やはり四季に拘らず幅広くヴィヴァルディが聴きたい。独特の素朴な暖かさ。
 そして「焼き直された」と題されたヴィヴァルディの再構成協奏曲。指揮の北谷さん編の2曲。ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をバッハがオルガン独奏に編曲しそれを北谷さんがチェンバロ協奏曲に編み直すという手の込んだ曲が素敵。とにかくチェンバロは鳴った瞬間ア・ラ・バロック(←耳が単純)
 マックス・リヒターさん改作(という言い方をするらしい)のヴィヴァルディの四季からの3曲がとにかく愉しいし素敵。ヴァイオリンソロパートがこれほどミニマルに親和性が高いとは!もし○○が○○だったら?的なテレビの企画もの(ドリフかw)っぽくいうと「もしヴィヴァルディが現代のミニマル作曲家だったら?」こういうアンビエントな音にしたかも。コンサートは原典を聴くものだ!という頭の固い向きには受けないかもしれないが、自分は心底楽しめた。OEK定期で全曲版を是非。

 そしてロ短調ミサ。強力な声楽アンサンブル。ソロパートも見事な。一般的な合唱とこういうマドリガルアンサンブル(という言い方をするらしい)のどこがどうだからかわからないけどとにかく味わいが違う。質感が高い上に透明感が抜群。
 バッハ聴きとしては落第点レベル(…)なので解釈だの演奏内容だのを語る言葉を持たない。あくまでも自分の感覚・感じかたを言葉にしてみると、頭のてっぺんから降ってくる音楽に充たされてその中を通りすぎると、自分の中の汚れたものが全て洗い流されて真っ白の穢れのない存在になれた感じか(無論気のせいで、全然ヨゴレです)。バッハの優れた演奏に接するとこうなる。特に合唱作品は。

 一つだけ苦言(というか文句)。400回の区切り公演で、これほどの指揮者さんと声楽アンサンブルを呼べるのなら是非ロ短調ミサ全曲一本のプログラムにしてほしかった。もちろん前半も楽しかったんだけど。

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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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