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極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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2/26 石川県立音楽堂 レ・ミュジシャン・デュ・ルーブル

レ・ミュジシャン・デュ・ルーブル演奏会

 指揮:マルク・ミンコフスキ

 オール・メンデルスゾーンプログラム

 序曲「フィンガルの洞窟」op.26
 交響曲第4番イ長調op.90「イタリア」
 交響曲第3番イ短調op.56「スコットランド」

 (いつにもまして勝手な妄想満開ですので不快な方はスルーしてください)

 いわゆるピリオド楽器の団体の演奏は回数は少ないけど何度か聴いた。いずれもバロック以前のレパートリーだったんだけど、前期ロマン派のレパートリーは初めて聴いた。個々の楽器の倍音は薄いけど、なんとも言えない音の存在感と透明感と美しさを兼ね備えた腕っこきオケが演奏すると…。

 フィンガルにしてもイタリアにしてもスコットランドにしても、当時の貴族さんや新興富裕市民層で流行った名所旧跡や風光明媚な地を辿る旅、今で言う観光旅行での感興からメンデルスゾーンが書き上げた曲たち。

 …とあるサロン。壁面には、未だ見たこともない異国の暖かな明るい風景や、逆に荒れる海、岩場に打ち付ける波、自然が作り上げた不思議な造形の奇岩や島々、厳しく寂しい岩山の風景等を美しく描いた絵画が飾られている。サロンの主が訪れた地をお付きの腕利きの絵師に描かせたいずれも逸品。
 感心しながら絵画の間を逍遙していると楽士たちの演奏が始まる。最初のフレーズを耳にするだけで、それが目の前の絵画の風景を音にしたものだとわかる。静止した絵画に生き生きとした動きを与えるような生命感に溢れた音楽。そうして目から、耳から双方の刺激を受けて、招待客たちに豊かなイマジネーションを与えていく…。

 実際にそんなことがあったかどうかは知らない(特に伝記を調べてみようとも思わない)。昨夜の演奏会の圧倒的な感動がスッと落ち着いた後に、自分の中に残ったヴィジョン。

 メンデルスゾーンは以前OEK等で何度も聴いた。でも昨夜の演奏は未体験だった。それは過去の体験を否定するものではない。全く別のフォーマットで提示されたメンデルスゾーン像だったと思う。まるで初演当時人々が抱いた感興を鮮やかに追体験したように。そしてそういう感興を聴き手に与えることが、ミンコフスキさんの真の企みであると、勝手に思い込むことにする。

 7月の定期でのドビュッシーで、OEK次期芸術監督は、何を僕らに対して企むのだろう。




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プロ野球独立リーグ・富山GRNサンダーバーズ私設応援団ユーフォニアム&トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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