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極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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1/23 石川県立音楽堂 OEK&PACオケ

オーケストラ・アンサンブル金沢&兵庫芸術文化センター管弦楽団合同演奏会

 指揮:佐渡裕

 ハイドン:交響曲第44番 ホ短調「悲しみ」(OEK)
 フォーレ:「ペレアスとメリザンド」組曲(PAC)
 チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」(合同)
 チャイコフスキー:大序曲「1812年」(合同)

 OEK30周年を記念した祝祭的催しの演奏会は、題名は知られてるけど意外に演奏会では聴かないレパートリー大会。

 ハイドン。定期で聴いてる席と違って3階最前列だったので単純比較はできないけど、いつものOEKの音とはちょっと違う感じ。思いついた形容詞が「西洋アンティークみたいな」音。ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団の録音(当然年代は古い訳だが)を聴いてるような、深い鈍色のくすんだ艶やかな音。初めて聴いた感じ。いい。

 フォーレ。OEKとやまのヴェルレクで合同演奏は聴いてたがPACオケ単体で聴くのは初めて(もっともコンミスがアビさんでトゥッティにトロイさんや坂本さんが入ってたけど)。柔らかく穏やかにたゆたう美しいペレアス。
 コンセプトは桐朋アカデミーと似た立ち位置のオケだけど、音の練度はさすがに上と聴いた。開設は早いはずなのに、桐朋はもっと場数をこなさないとPACに追い付けないと思う。

 チャイコフスキーの2曲はまるで鬱と躁の対称をなすような2曲。個人的にはフランチェスカの方を面白く(というか興味深く)聴けた。叩きつけられるような激情をそのまま曲にしたような圧倒的な展開が、合同オケとは思えないようなキレとメリハリで鮮やかに描かれた。

 1812年はオーディオではお馴染みの曲で、ようやくにして初体験。実寸大(推定)の張りぼて大砲(勿論なかなかの迫力の音がする)が曲中に舞台袖から登場したときには演奏中にも関わらず場内がどよめく(笑)生演奏初めてなので知らなかったんだけどステージ上オルガン席にトランペットトロンボーン各8本合計16人のバンダ(プログラムに見知った名前もあったのでたぶん金沢の社会人アマチュア)が並びクライマックスのコラールを分厚く彩る。こういう曲は(悪い意味でなく)頭空っぽにして迫力のオーケストラサウンドを心ゆくまで楽しめばいいのだ!
 ただ。コーダのプレスト突入前の、コラール最後の解決和音が濁った。あそこは突き抜けるくらい明るく解放するところなのに。やはりバンダで響きのバランスを崩した。ハッタリもいいけど、あそこはオケだけの澄んだコードが聴きたかった。

 
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Comment

NoTitle 

こんばんは
行きたかったコンサートでしたが行けませんでした。。。
1812年、大砲を使ったとはそれは見物でしたね。
大砲が登場したらきっとにやけてしまいそうです。

OEKの1812年というと昔々25年位前でしょうか。
OEKと京響が金沢観光会館(歌舞伎座)で合同演奏会
でやったのを聴きに行った事があります。
指揮は井上道義でまだ京都市交響楽団の音楽監督を
していた頃だったと思います。
その井上さんももうすぐ交代ですね。
OEKはどう変ってゆくのでしょう。。。
  • posted by 越中富山 
  • URL 
  • 2018.01/25 23:35分 
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Re: NoTitle 

>越中富山さん

 演奏中16人のバンダと大砲の入場だったわけですが、演奏してるのに(小さくですが)「おおおお」みたいなどよめきが起きたのはなかなかでした。もっとも音はなかなか凄かったけど方針からちょろっと(というか「もやっと」)ドライアイスの煙が出たのはなんかドリフのコントの小道具みたいでほほえましかったです(disってるわけではありません笑)。

 井上監督の退任は残念でしたが(経緯もいまいちすっきりしないですし)新任のミンコフスキさんに期待してます。初の日本人以外の監督ですが、そんなん日本中にありますし(天下のN響がそうなんですし)杞憂でしょう。石川の新聞に出たボルドーの歌劇場とのコラボとか新任の常任客演指揮者・川瀬さんがシェフを務める神奈川フィルとのコラボとないかなあなどと妄想が拡がります(笑)
  • posted by kazu 
  • URL 
  • 2018.01/26 08:32分 
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Re: Re: NoTitle 

> >越中富山さん
>
>  演奏中16人のバンダと大砲の入場だったわけですが、演奏してるのに(小さくですが)「おおおお」みたいなどよめきが起きたのはなかなかでした。もっとも音はなかなか凄かったけど砲身からちょろっと(というか「もやっと」)ドライアイスの煙が出たのはなんかドリフのコントの小道具みたいでほほえましかったです(disってるわけではありません笑)。
>
>  井上監督の退任は残念でしたが(経緯もいまいちすっきりしないですし)新任のミンコフスキさんに期待してます。初の日本人以外の監督ですが、そんなん日本中にありますし(天下のN響がそうなんですし)杞憂でしょう。石川の新聞に出たボルドーの歌劇場とのコラボとか新任の常任客演指揮者・川瀬さんがシェフを務める神奈川フィルとのコラボとないかなあなどと妄想が拡がります(笑)
  • posted by kazuTbirds 
  • URL 
  • 2018.01/26 08:42分 
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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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