極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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3/18 愛知県芸術劇場 名フィル第444回定期

名古屋フィルハーモニー交響楽団 第444回定期演奏会

 指揮:小泉和裕

 ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)

 前にも書いたけど僕が名フィル定期に行くのは、富山なんて田舎住まいで外に出ずにいたら確実に死ぬまで生演奏に接することなんてないだろうというレパートリーが聴きたいから。今回は、まさに極めつけのそれ。

 それにしても、この日自分の前で展開された音楽は一体何なんだったんだろう?ブルックナーは大学生の頃辺りから聴き始め(ありがちだ)今でも大好きなんだけど。よくその巨大さを「宇宙的」とか「神的」とか評論家のコラムとかに表現されてて、まあ確かに長いからなあ位に思ってたけど、今日初めて8番の生演奏に接して、圧倒された。宇宙だ神だそんなに単語になるような安っぽさとは無縁な、なんというか「ものすごく巨大な何か」なのだ。
 「圧倒的に眼前に屹立する巨大な精神性」
 …自分の貧弱ボキャブラリーだとこれが精一杯。生で聴けば誰にでも解るだろう。人にもよるだろうけど、CD とかで部屋で聴いてても解らない。解った気になっていただけだったことを一回の生演奏でいやというほど思い知らされる。そういう巨大さ。

 分離性がよく・解像度が高い、演奏が基本的に最近のトレンドだと思うけど、そういう意味では誤解を恐れず言えば古風なアプローチだったと思う。でもそれが、実にいい。以前OEK 定期でマリナーさんのモーツァルトを聴いたときに感じた感覚「モーツァルトってやっぱりこうだよね」に近いかな。僕らが「ずっと聴いてきたブルックナー」を、これぞ!という極上の形で提示してくれた。
 くすんだ深い鈍色の弦、透明でまろやかな木管、輝かしいけどギラつかず抑制されながらでも圧巻のパワフルな金管。もうこれ以上何を求めるんだろう?キズ?と感じる箇所も僅か無くはなかったがそんなところを四の五の言うのなら人間が生でやる演奏会に二度と行くなという程度のもの。

 自分は初めて名フィルでブルックナーを聴いたのが高関さんの7番だった。正直弦も甘さが感じられたし金管もうるさい上に肝心なところでパワーが伸びきらないというイマイチにもならない印象だった。そのあとブラビンズさんで4番を聴いてそのサウンドの変貌に驚き、そして今回が3回目。たったそれくらいで論じるなとディープな名フィルファンの方からしたら鼻で笑われるだろうけど、あえて、此処まで到達したんだな、と。

 とにかく、ひたすらに、凄かった。←結局陳腐

 
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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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