極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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9/27 入善コスモホール 成田達輝&萩原麻未デュオリサイタル。

成田達輝&萩原麻未 デュオリサイタル

 ヴァイオリン:成田達輝
 ピアノ:萩原麻未

 ルクレール:12のヴァイオリン・ソナタより
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調

 プーランク:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 op.119
 サティ:右と左に見えるもの(眼鏡なしで)
 ミヨー:屋根の上の牡牛 op.58

 昨年のラ・フォル・ジュルネ以来、このデュオを聴く。一年でさらにスケールアップした音楽を、凝ったレパートリーで存分に聴かせてくれた。

 プログラム構成からしたら「ヴァイオリン・リサイタル」なのになぜ「デュオ・リサイタル」なのか?フランクでいきなり聴かせてくれた。伴奏者として寄り添うというより対話する、時として強烈に自己主張する存在感あふれるピアノ。無論アンサンブルの範疇を超えることはないけれど。そして一歩も引かず強烈に、明晰に音楽を「語る」ヴァイオリン。リサイタルレパートリーとしてある意味「無難な」フランクのソナタをこれだけの説得力で聴かせきった、見事な演奏(後半のプロの「とんがりかた」を思えばせめてフランクくらいはプログラムに入れてくれ、と主催者は思ったことだろう(笑))

 さて問題の?後半。奏者お二人によるトークが入る。コンサートトークが付くだけで基本点が甘くなるのだが(音楽だけで聴いてくれ、みたいな殿様お姫様リサイタルなんてもう時代に合わんぞ!)今日のトークは楽しかった。演奏同様?きっちり(かなり趣味に走って)語る成田くん、雄弁な演奏と打って変わって?ふんわり不思議ちゃんキャラの(笑)萩原さん。
 トークにあった「暗い」というよりは「冷たく厳しい」と感じたプーランク。最終楽章にある銃殺刑をほのめかすsfzからの絶望に満ちた無機質な終結部には震えが来た。ヴァイオリンの超絶技巧も見事(この曲が今日のプログラムでは一番の難曲だったのでは?)。乾いたユーモアの塊のようなサティ。特に第2曲のフーガの微妙なニュアンスでのヴァイオリンとピアノの掛け合いが絶品。ラストはラテンテイスト満点のミヨー。ヴァイオリンの技巧あふれるカデンツァも凄かったが何よりもピアノパートのハネ方が見事!エネルギッシュでリズミカルで濃厚で、とにかく「最っ高」のピアノ!

 アンコール、というかほとんど小品集の第3部。最初のポンセの「エストレリータ」終わって拍手受けながらなにか苦笑いしながら首を振る成田くん(前から2列目中央だったので表情までわかった)。「演奏が納得いかないのでもう一度やり直しさせてください」と同曲再演奏!素人耳では最初どこが違うのか(最初の演奏の何がマズかったのか)よくわからなかったけど、何となく思ったのは2部ラストのミヨーの空気をそのままエストレリータに引きずって演奏してしまっていたのかな、と。
 パガニーニの「24のカプリース」の第1曲を「サラッと」涼しい顔して演奏してのけるヴァイオリニストと、ドビュッシーの「月の光」をこれ以上ないくらいニュアンス豊かに表現しきったピアニスト。ああ、この二人だから今日のデュオリサイタルが成立していたんだな、とアンコールを聴いて改めて実感した。次、いつ聴けるんだろう?

(追記)珍しくリサイタル後のサイン会に並んだ。成田くんに「オーバードホールでメンコン聴いて以来応援してます。頑張ってください」と声をかけてサインをもらった。屈託のない笑顔のかわいい男の子だった。あれは婦(腐?)女子が放っておかないだろうな。そして、やっぱり麻未たんかわええ。間近で見て完全にヤラれたオッサン。



 
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プロ野球独立リーグ・富山サンダーバーズ私設応援団トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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