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極私的富山サンダーバーズ(他あれこれ)偏愛日記

私設応援団メンバーによる富山サンダーバーズファンブログ。他個人的な趣味の世界あり。

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12/9 ハーモニーホールふくい 東京音大オケ

東京音楽大学シンフォニーオーケストラ演奏会

 指揮:広上淳一
 打楽器:吉永優香

 モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」
 ジョリヴェ:打楽器協奏曲
 R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
 (アンコール)
 ブラームス:悲劇的序曲

 年末になってようやく今年初ハーモニーホールふくい。全席自由1000円也でツァラトゥストラとジョリヴェが聴けるのなら(しかも学生オケとはいえ音大オケならレヴェルも心配なし)もう来るしかない。

 今日の聴きモノ、ジョリヴェ。ソリストの女の子は東京音大4年で昨年の日本管打楽器コンクール打楽器部門第一位受賞者。たぶん、上手いのだろうすさまじく(こういう場面で「下手な」打楽器奏者に居合わせたことがないので比較しようがない)。ステージ前方に居並ぶ打楽器群をことごとく見事に操って客席を圧倒する。
 開演前に小ホールで行われた福井大学の音楽科の先生と学生さんによるレクチャーでパーカッションを中心に人間性の原始的・呪術的・民族的側面を押し出した作品とあったけど、まさにそんな感じ。激しいリズムと変拍子が目まぐるしく交錯するパーカッションソロとオーケストラの対話、というかバトル?みたいな。こういう言い方は変かもしれないが、伊福部作品に似たところもあるような。

 「2001年宇宙の旅」で冒頭は誰でも知ってるけどあとはよくわかんない曲、ツァラトゥストラ。自分も生は初(無論ジョリヴェも初生だったけど)。オーディオと違って(当たり前だ)パイプオルガンがオケの後方上で鳴り渡るわけで、なるほど元々こういう構造で書かれた曲なんだ、神性の足元で人間の信仰心と自然とルサンチマン(嫉妬心とかだそう。これもレクチャーで教わった)が入り乱れて融和し反発し、でも結果解決せずに終わるというアンチエンディング。だから結局「なんかワケわかんない曲」なんだと思うけど、素直に限界まで引き出されたオケの能力を気持ちよく浴びてる内に曲が終わる、でもいい気がしてきたんですがw
 有名な場面転換のトランペットのオクターブ跳躍音型がちょっと残念だったけどそれ以外は熱演だったと思う。

 最初にわざわざアンコール、まで書いたのはこのアンコール・ブラームスの悲劇的序曲が、一番オケが「溶けて鳴った」音がした気がした、素晴らしい出来だったから。前に定期か何かでやったのかな?アンコール用にやっつけで?仕立てた感じではなかった。その上ツァラトゥストラから引き続きの管のメンツが乗ったままで、皆で!吹いてたから拡大4管編成、その上テューバ2本!のゴージャスブラームス、愉しかった(笑)

 あ、書き忘れてた。マエストロ広上、相変わらず見事な音楽作り、鳴らし、踊りw今日はピョンッは控え目だったけど「広上体操」健在なり。

 蛇足。今日は早めに並んで念願の2階席最前列をゲットしたんだけど、このホール1階席の方がいいのかなあ。1階席後方だと響きがこもりがちになるし、かなりピンポイントな席選びが必要になるホールかなあと改めて思った。

 これで2018年のコンサート通いも残すところあと1本。実は今日はトラブルで北陸新幹線が長野県内で不通だったりしたみたいだけど、神様お願いです22日は北陸新幹線トラブルなく通常運行されますように。
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11/29 石川県立音楽堂 アンサンブル金沢 第409回定期公演

オーケストラ・アンサンブル金沢 第409回定期公演

 指揮・ピアノ:オリ・ムストネン

 ヒンデミット:4つの気質
 ムストネン:九重奏曲 第2番(弦楽合奏版)
 ラウタヴァーラ:カントゥス・アルクティクス
 シベリウス:劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」組曲
 シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ

 2月の京響定期でも聴いたムストネンさん。その時は自作・ベートーヴェンの第3協奏曲弾き振り・シベ2というプロ。室内オケ編成のプログラムということもありそのときよりもある種過激なwプログラム。

 数年前河村尚子さんのソロでOEKで聴いたヒンデミット。その時との比較でも弾き振りというスタイルが見事にハマった感じ。跳ねまくるピアノに、指揮者なしでより親密に付けてアンサンブルする弦楽セクションが気持ちいい。ヒンデミットのある種乾いた音楽を艶やかに彩る。

 京都でも決して難解な印象は受けなかったムストネンさんの自作曲だったけど今回はより華やかで透明で美しい。弦楽合奏版ということで、レギュラーレパートリーとして是非再演して欲しい「現代曲」オリジナルの九重奏版でも聴いてみたい。

 ごく個人的に、今日のメインプログラムはラウタヴァーラだった(たぶん今日のホールでそんな風に思ってた変わり者は数えるほどだっただろうけどw)。テープに録音された北極圏の鳥たちの声を再生し、それにオーケストラが寄り添う「鳥とオーケストラの協奏曲」オルガン席の両端のスピーカーからの再生音のはずの鳥の声が、オーケストラが入ることで生命感を得て飛び回る。鳴く鳥たちのくちばしから吐かれる白い息、冷たく澄んだ空気、そんな映像がステージに見えるような美しい音楽詩。

 室内オケでシベリウスってなかなか聴けないと思うけど、ペレアスとメリザンドのドラマティックで繊細で鮮やかで切ない世界は紛れもなくシベリウスのそれ。ピアニストさんから指揮者へという例は結構あって、でも自分の十指で鮮やかに音楽世界を描ききるようにオケをドライブしてそれを表現できる例は決して多くない気がする。その、今日のムストネンさんは稀有な、最上級の成功例な気がする。
 アンコールみたいなwラストのアンダンテ・フェスティーヴォの、これでもかと鳴らしきるOEKの弦楽セクションを聴きながら、きっと奏者の皆さんもここまで弾かせきってもらえたら愉しいだろうな、等と考えてた。交響曲好きなので、でもシベリウスって基本的に大きな編成が求められるんだけど、今日の演奏を聴くと何とかシベリウスの7番、OEKでやってくれないかな、等とおねだりしたくなる。

 個人的に今月はあちこちで6本オケのコンサートを聴いたけど、最初(鈴木雅明さんのメンデルスゾーン)と最後(今日)がOEKで、しかも共に極上だった。自分にとってここ石川県立音楽堂で聴くOEK定期が、ホームグラウンドなんだと再認識できた。何処でどのオケでどの指揮者でどの曲を聴いても、自分の耳の基準はここなのだ。
 ツイッターとかで他の地区の方々ともつながりが出来はじめてるんだけど、皆さんにも是非金沢遠征をしてもらえたらいいな、などと思ってしまう。金沢まで足を伸ばしてもらう価値は十二分にある!と推しておきたい。身内?身びいきはあるかもしれないが(笑)

方針転換(というか軽く挫折…)。

 ツイッターでは既にカミングアウトしたんですが。シーズンオフに「来シーズンからトロンボーン吹きに」と言いたれてここまで一応練習はしてきたんですが…。

 すんません、断念しました。とても開幕までに使えるレベルまで行かないと判断せざるを得ませんでした。実際のところ開幕前の選曲とかでメンバーが持ってきた楽譜を軽く吹いてみる、とかトロンボーンだととてもできそうにないので。

 で。ユーフォニアム(昔はユーフォニウムって言ってたんですがアニメか何かの影響?で一般的な呼び名が微妙に変わってしまった)にしました。ベルが上向きなので応援向きじゃないかなと思ってたんですが、実際に取り寄せて吹いてみましたが問題なく使えそうです。トランペットと同じキーの楽器でピストンバルブ、オマケに4番バルブまであるのでちょっと慣れたら運指が楽になる。今日の芸創初練習で既にコキリコでも笑顔百景でも何でもござれ。

 来シーズンから雷鳥応援団鳴り物は高低音ユニゾンメロディで行きますのでお楽しみに♪←軽くハードルあげてみる


11/18 オーバードホール 桐朋アカデミー定期

桐朋アカデミー・オーケストラ 第57回定期演奏会

 指揮:飯守泰次郎
 ピアノ:仲道郁代

 モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
 シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98

 とにかく今日は仲道さんのピアノ。デビュー以来それこそ数えきれず弾いていらした曲だろうから当然と言えば当然だけど、完全に手の内に入れた演奏。まるで音を一つ一ついとおしむかのような絶妙のタッチ、ニュアンス。加えて特に3楽章のスケール感満点の演奏。完全にオケを圧倒してた。貫禄負け。当たり前だが。

 オケは、指揮者の意図するところを十全に実現するのが役割である、と言えば今日の演奏は申し分ないものだっただろう。熱演ではあった。但し書きなのは、単に今日の指揮者の音楽がどこかなぜか自分の好みと合わなかったこと。生硬くて、まるで小節線ごとにけつまづいているようなギクシャク感。流れとかうねりのような音楽のグルーヴ感皆無。

 まあこんな田舎の素人クラヲタが御託こねなくても明後日東京の耳の肥えた聴衆が判断してくれるだろう。評論家筋は「桐朋」に気を使うかもしれないがツイッター界隈は容赦ないぞ。

 あまりにも素晴らしかったシベリウスの2番で、期待しすぎたかなあ…。



11/11 ミューザ川崎 東響名曲全集 第142回

東京交響楽団 ミューザ川崎名曲全集 第142回公演

 指揮:原田慶太楼
 ヴァイオリン:木嶋真優

 アダムズ:ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
 コルンゴルド:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88

 新潟・初台・川崎と続いた東響三都物語最終戦(笑)しかも初体験のミューザ川崎。

 1985年生まれの若い指揮者さん(川瀬くんのちょい下位?)でアメリカでポストを持ってるためかなかなかマニアックな最初の選曲。打楽器や金管を中心に細かい反復音型が繰り返されファンファーレのような長くパワフルなフレーズがエンディングまでひたすら盛り上げる、アメリカンな(単純な見方だぞ)カラッとした爽やかに気持ちいい聴後感が残る楽しい曲。
 題名と聴き終わった感じでふと思ったのが「ディープ・パープルのハイウェイスターみたいなつもりで書かれた曲?」なぞと思ってしまったのは金曜の研修後の懇親会二次会で同僚がカラオケ大会にそぐわないヘビメタをマイク離さずがなり続けたせいだきっと。

 コルンゴルドの協奏曲を初めて聴いたのはFMで。途中からで曲名も作曲者も知らずに聴き続け終わった直後「ジョン・ウィリアムズにヴァイオリン協奏曲ってあったっけ?」と思った覚えがある。その後CDを買い楽しく聴いてブックレットを読んで略歴を読んで「おー俺の耳もまんざら捨てたもんじゃないな、ジョン・ウィリアムズに聴こえてもさして間違いじゃないわこれは」もちろん、ジョン・ウィリアムズがコルンゴルドに多大な影響を受けてる訳だけど。
 生では初体験。明快なメロディは明快に、美しいメロディはとことん美しく、これでもかという超絶技巧で一気に盛り上げる。前に富山で木嶋さんでメンコン聴いたけど、ずっとこの曲の方が素敵に似合ってると思う。金管の音がクリアに明快に響くので特にフィナーレの盛り上がりも最高。初体験がこの演奏でよかった。
 
 「名曲全集」と謳うわりに前半はマニアックな選曲(笑)だったけど(富山なら間違いなく前半はフィガロとメンコン)後半はド定番のドボ8。ここの弦楽セクションは艶やかで深い響きがするし木管セクションもかなり上手いのできっとドヴォルザークはハマるだろうなと思ってたが、期待通りの演奏。特に個人的も大好きな第3楽章の揺れる三拍子が素敵で。当然のようにフィナーレは全パートが相まって熱狂的に疾走する。お腹一杯で満足。

 ちょいと雑感。先に書いたけどミューザ初体験。中に入って(当然の安い席でオケのほぼ向かって真右横)見渡すと、客席が螺旋を描いて舞台を取り囲んでいるように見えて、ふと思ったのが「なんか栄螺堂みたいだな」とか。でも事前に聴いてた通りいい音。新潟・初台・川崎と全て安席で聴いて、ミューザが一番貧乏人に優しいホールな気がする。その分ベストポジションはどこ?というのが悩ましいかもしれないけど。

 開演前に昼飯食おうと川崎駅前を少しぶらぶら歩いたんだけど、なんか不思議な街。明らかに首都圏の都会でわらわらに人が多くてにぎやかで、でも、誤解を恐れずに言えばどこか「田舎っぽさ」というか「垢抜けなさ」の残る街な気がした。あ、別にdisってる訳じゃないですからね、自分みたいな田舎者でも都内に比べて居心地の悪さというか異物感みたいなものを感じなくてすんだ、いい印象ですからね←ちっともフォローになってないw



 

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プロ野球独立リーグ・富山GRNサンダーバーズ私設応援団ユーフォニアム&トランペット吹き。クラシック音楽・コミック好きのライトヲタ。

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